明治35年(1902)に創業した「芋ようかん」で人気の舟和本店が、昭和7年(1932年)に創業30周年で撮影した際の外観写真です。
ちょうどこの2年前に浅草松屋も開店して、六区振興街まで抜ける道に商店街という形態が整え始めた時期です。
この時期から「みつ豆」「芋ようかん」「あんこ玉」が有名で、写真中央の看板に見られる「ミツマメホール」は、モダンな喫茶店で食べるみつ豆(当時のステータスになっていた?)を求める人で毎日が大盛況だったようです。このみつ豆ホールを求める観光客の動きも当時の商店街(後の新仲見世商店街)という形態を作り上げた大きなきた要因になっていたのだと思いました。
写真提供:舟和本店